福山市立女子短期大学
福山市立女子短期大学 | |
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福山市立女子短期大学(2006年7月) | |
大学設置 | 1963年 |
創立 | 1896年 |
廃止 | 2012年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 福山市 |
本部所在地 | 広島県福山市北本庄4-5-2[注釈 1] |
学部 | 保育科 生活学科 |
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福山市立女子短期大学(ふくやましりつじょしたんきだいがく、英語: Fukuya City Junior College for Women[1])は、広島県福山市北本庄4-5-2[注釈 1]に本部を置いていた日本の公立大学である。1963年に設置され、2012年に廃止された。
概観
大学全体
- 広島県福山市に所在した日本の公立短期大学で、設置主体は福山市[1]。
- 学校法人増川学園による私立福山女子短期大学として1963年に開学[2]。1974年より経営母体を福山市に移管される。最終的には生活学科と保育科の2学科[注 1]から成り立っていた。
- 2010年度の入学生を最後に[注釈 2]、2012年に短期大学としての使命を終える[注釈 3]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 人間の「くらし」や「生き方」にかかわる学問を身につけ,「人間力」「社会力」「実践力」をもつ社会に有為な人材を育てることを教育目標としていた。
教育および研究
- 福山市立女子短期大学における教育
- 生活学科
- 生活学専攻:衣食住に関する科目や教職を目指すための科目が含まれている「家庭生活」、主に食に関する科目を学ぶ「食環境」の各コースからなっていた。
- 社会生活専攻:社会および経済生活に関する科目を主に学んでいた。
- 生活福祉専攻:介護のスペシャリストを目指すためのカリキュラムが組まれていた。
- 生活保健専攻:主に学校保健や養護に関する科目を学ぶ課程となっていた。
- 生活創造専攻:「音楽」、「美術」、「環境デザイン」の各コースからなっていた。
- 保育科:附属幼稚園での「教育実習」も行なわれていた。
学風および特色
- 放送大学との単位互換制度が行われていた。
- 科目等履修生や留学生の受入れも行っていた。
沿革
- 1896年
- 私塾翠栄社を創設[6]。
- 1951年
- 3月9日 学校法人増川学園の設立が認可される[7]。
- 1963年
- 1967年
- 1973年
- 5月1日 学生数[15]/定員
- 家政科 227[注釈 4]/200
- 保育科 235[注釈 4]/100
- 5月1日 学生数[15]/定員
- 1974年
- 4月1日 福山市に運営を移管し、福山市立女子短期大学に改称[注 4]。
- 1975年
- 5月1日 学生数[17]/定員
- 家政科 171[注釈 4]/200
- 保育科 166[注釈 4]/100
- 5月1日 学生数[17]/定員
- 1990年
- 1992年
- 5月1日 学生数[注 5]/定員
- 生活学科 349[注釈 4]/320
- 保育科 110[注釈 4]/100
- 5月1日 学生数[注 5]/定員
- 1999年
- 5月1日 学生数[22]/定員
- 生活学科 361[注釈 4]/320
- 保育科 109[注釈 4]/M
- 5月1日 学生数[22]/定員
- 2000年
- 2002年
- 4月1日 この年度の入学生より生活学科の各専攻課程を以下の通り改組を開始する[24]。
- 生活文化専攻→社会生活専攻
- 生活教養専攻→生活創造専攻
- 4月1日 この年度の入学生より生活学科の各専攻課程を以下の通り改組を開始する[24]。
- 2003年
- 3月31日 上記の理由により、旧来の生活文化専攻、生活教養専攻を廃止とする[25]。
- 2010年
- 4月1日 この年度で新入生の募集を終了[注釈 2]。
- 2012年
- 6月6日 左記をもって正式に廃止となる[注釈 3]。
基礎データ
所在地
- 広島県福山市北本庄4-5-2[注釈 1]
当時の交通アクセス
教育および研究
組織
学科
- 生活学科
- 生活学専攻 入学定員25名[注釈 6]
- 社会生活専攻 入学定員40名[注釈 6]
- 生活保健専攻 入学定員25名[注釈 6]
- 生活創造専攻 入学定員40名[注釈 6]
- 生活福祉専攻 入学定員30名[注釈 6]
- 保育科 入学定員50名[注釈 6]
専攻科
- なし
別科
- なし
取得資格について[27]
受験資格
- フードスペシャリスト資格認定証:生活学専攻
- 二級建築士:生活創造専攻
附属機関
- 研究教育公開センター
- サテライト会場
教育
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
研究
- 『福山市立女子短期大学紀要』[28]。
- 『福山女子短期大学紀要』[29]
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 福山市立女子短期大学のクラブ活動
学園祭
- 福山市立女子短期大学の学園祭は「芦水祭」と呼ばれ、前日祭には球技大会も行なわれていた。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
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- 村上正名(歴史学 教授)
施設
キャンパス
- 1号館・2号館・3号館・4号館・5号館・6号館・体育館・図書館・グラウンドほか駐車場が存在した[30]。
寮
- 福山市立女子短期大学には「芦水寮」と称した学生寮が、キャンパスの東側に存在した。そこでは、「七夕会」・「クリスマス会」・「歓送会」などの寮イベントが行われていた[30]。
対外関係
他大学との協定
- 放送大学:単位互換制度が行われていた。
社会との関わり
- 地域文化を紹介する劇・遊びなどの出前講演による子育て支援と地域理解促進事業を行っていた。
卒業後の進路について
編入学・進学実績
- 生活学科
- 保育科:佛教大学ほか
附属学校
- 福山市立女子短期大学附属幼稚園:市道を隔てた隣接地に設置されていた。(2011年4月より「福山市立大学附属幼稚園」へ名称変更)
注釈
注釈グループ
- ^ a b 現在は後身校の所在地。
- ^ a b 福山市立大学へ転換のため平成23年度より学生募集停止[3]。
- ^ a b 出典[4][5]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 全て女
- ^ a b 養護教諭養成課程
- ^ a b c d e f 最終募集となった2010年における体制[26]。
補足
- ^ うち1学科5専攻含む
- ^ 現在の文部科学省。
- ^ 出典[12][13]
- ^ 出典[16]。当時は福山大学も設立前であり、福山市内にあった広島大学水畜産学部・教育学部福山分校も統合移転が予定されており、市内から高等教育機関が消滅することが懸念されたことから、経営難に陥った本学の運営を福山市が引き受けることとなった。ちなみに私立短期大学の公立移管は1959年の東京都立立川短期大学に次いで本学が全国で2例目であった。併設校であった増川学園増川高等学校(現在の広島県立福山明王台高等学校)も1975年に広島県に運営を移管し、学校法人増川学園も同年に解散した。
- ^ 出典[20]。うち1回生 234[21]
- ^ 介護福祉士養成課程。
出典
- ^ a b 文教協会'2011, p. 20.
- ^ 事業年報 昭和37年度より。
- ^ 文教協会'2011.
- ^ 文教協会'2013.
- ^ 文部科学省'2013.2.25, p. 1.
- ^ 短期大学教育 (16)より。
- ^ 学校法人一覧 昭和38年版より。
- ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'63, p. 33.
- ^ 短期大学教育 (20)より。
- ^ 短期大学教育 (22)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
- ^ 大学資料 (22)より。
- ^ 文部省'67, p. 41.
- ^ 文部省'73, p. 48.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1974.
- ^ 文部省'75, p. 36.
- ^ 文教協会'1990.
- ^ 文部省'90, p. 51.
- ^ 文部省'92, p. 53.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 151.
- ^ 文部省'99, p. 58.
- ^ 文教協会'2000.
- ^ 文教協会'2002.
- ^ 文教協会'2003.
- ^ 文教協会'2010.
- ^ 旺文社'2000.05, p. 161.
- ^ 福山市立女子短期大学紀要より。
- ^ 福山女子短期大学紀要より。
- ^ a b 福山市立女子短期大学'1997.
参考文献
全国学校総覧
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和39年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I27210080124838。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和43年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138662。
- 文部省『全国学校総覧 昭和49年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138678。
- 文部省『全国学校総覧 昭和51年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100391813。
- 文部省『全国学校総覧 1991年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I01111009510256320。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100409254。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I19111009910059455。
全国短期大学高等専門学校一覧
- 文部省『短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I2612110386565。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433478。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7432908。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7432426。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7432494。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I01111100000083337。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I03111707859。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成25年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433190。
蛍雪時代
- 旺文社編集『全国短大&専修・各種学校受験年鑑'93年(短大蛍雪 1992年9月臨時増刊号)』旺文社。https://web.oml.city.osaka.lg.jp/webopac_i_ja/0000272973。
- 旺文社編集『短大・学科内容案内号 2001 2001年受験用』旺文社。https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I052807214-00。
短期大学入学案内冊子
- 福山市立女子短期大学『大学案内』福山市立女子短期大学。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I3411B12114613。
その他
- 文部科学省『平成24年度廃止大学等一覧』(PDF)文部科学省。https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/04/12/1368991_17.pdf。
関連項目
外部リンク
- 福山市立女子短期大学(Internet Archive)