幻の翼 (ピンク・フロイドの曲)

幻の翼
ピンク・フロイド楽曲
収録アルバムモメンタリー・ラプス・オブ・リーズン
リリース1987年9月14日
規格CD
録音1986年10月-1987年5月
ジャンルプログレッシブ・ロック
時間4:53(アルバム版) 4:21(シングル版)
レーベルEMIコロムビア
作詞者デヴィッド・ギルモアアンソニー・ムーア
作曲者デヴィッド・ギルモアアンソニー・ムーアボブ・エズリン、ジョン・カリン
プロデュースボブ・エズリンデヴィッド・ギルモア
その他収録アルバム
モメンタリー・ラプス・オブ・リーズン収録順
生命の動向
(1)
幻の翼
(2)
戦争の犬たち
(3)

幻の翼」(Learning to Fly)は、1987年に発表されたピンク・フロイドの楽曲である[1]。同年発売のアルバム『鬱』に収録されている。アメリカではシングルとして発売され、全米70位を記録した。

解説

1985年にデヴィッド・ギルモアとジョン・キャリンが共同で小規模なセッション行った際にキャリンが作った一つのコード進行とキーボードのイントロを、ギルモアが『鬱』セッションにて発展させた曲である[2]。キャリンが『鬱』にゲスト参加した時には「幻の翼」は既に完成されており、自分がコード進行を作ったことも忘れていたが、「幻の翼」に自分の名前がクレジットされていると知って驚くとともに感激し、ギルモアに深く感謝した[2]

歌詞はデヴィッド・ギルモアが元スラップ・ハッピーのアンソニー・ムーアと共同で書き下ろした。飛行機操縦のライセンスを習得するまでの教習について歌ったもので、「アンソニーがスタジオにて一生懸命に歌詞を考えているのに、僕が姿を見せないという朝が何回かあった。僕が誰かに理由を話す。するとそいつが『デイブは今日は来ないよ。空を飛ぶ練習をしているから』と伝える」とのエピソードから生まれた[3]

アメリカ、イギリスはシングルカットされ、全米70位を記録した(B面は「末梢神経の凍結」)。ミュージックビデオは、『鬱』から再びフロイドのジャケットのデザインを手掛けるようになったヒプノシスのメンバーであるストーム・トーガソン監督のもとバンフ国立公園で撮影されている。

パーソナリティ

ピンク・フロイド

その他のパーソナリティ

  • リチャード・ライト ― キーボード、コーラス
  • ジョン・カリン ― キーボード
  • スティーブ・フォアマン ― パーカッション
  • トニー・レヴィン ― ベースギター

参考

  1. ^ アンディ・マベット著 山崎智之訳『ピンク・フロイド全曲解説』シンコー・ミュージック、1995年、p.168
  2. ^ a b ニコラス・シャフナー著 今井幹晴訳『ピンク・フロイド 神秘』宝島社、1991年、p.351
  3. ^ シャフナー、1991年、p.352
シド・バレット | デヴィッド・ギルモア | ニック・メイスン | ロジャー・ウォーターズ | リチャード・ライト
スタジオ・アルバム

夜明けの口笛吹き | 神秘 | ウマグマ | 原子心母 | おせっかい | 狂気 | 炎〜あなたがここにいてほしい | アニマルズ | ザ・ウォール | ファイナル・カット | 鬱 | 対 | 永遠

サウンドトラック
ライヴ・アルバム

ウマグマ | 光〜PERFECT LIVE! | P.U.L.S.E | ザ・ウォール・ライヴ:アールズ・コート1980-1981 | 狂気: ライヴ・アット・ウェンブリー1974

コンピレーション・アルバム
ボックス・セット

シャイン・オン | スタジオ・ワークス | ピンク・フロイドBOX | The Early Years 1965-1972 | The Later Years

映像作品

ロンドン1966-1967 | 光〜PERFECT LIVE! PINK FLOYD IN CONCERT | 驚異

主な楽曲
映画
関連バンド
関連人物
関連項目
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