岐阜大学工業短期大学部

岐阜大学工業短期大学部
大学設置/創立 1959年
廃止 1994年
学校種別 国立
設置者 文部省
本部所在地 岐阜県岐阜市柳戸1-1[注釈 1]
学部 機械工学科第二部
工業化学科第二部
土木工学科第二部
繊維工学科第二部
電気工学科第二部
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岐阜大学工業短期大学部(ぎふだいがくこうぎょうたんきだいがくぶ、英語: Junior College of Technology, Gifu University)は、岐阜県岐阜市柳戸1-1[注釈 1]に本部を置いていた日本国立大学である。1959年に設置され、1994年に廃止された。大学の略称は岐大工短または岐阜工短、工短[注 1]

概要

大学全体

学風および特色

  • 岐阜大学工業短期大学部は、勤労学生に大学教育を開放することのねらいから夜間部が設置されており、全学科3年制となっていた。
  • 他大学・短期大学卒業生には、2年次編入学が実施されていた[7]

沿革

  • 1959年
    • 4月1日 稲葉郡那加町門前町[注 3]岐阜大学工業短期大学部が以下の学科体制にて開学する。
      • 機械科第二部 入学定員40名
      • 工業化学科第二部 入学定員40名
    • 5月1日 学生数[9]/定員
      • 機械科第二部 40[注釈 3]/40
      • 工業化学科第二部 42[注釈 3]/40
  • 1965年
    • 4月1日 学科を増設[10]。史上初、女子学生が入学[注 4]
      • 土木科第二部 入学定員30名
      • 線維科第二部 入学定員30名
    • 5月1日 学生数[11]/定員
      • 土木科第二部 30[注釈 3]/30
      • 繊維科第二部 31[注釈 4]/30
  • 1966年
    • 4月1日 学科を増設する[12]
      • 電気科第二部 入学定員40名
    • 5月1日 学生数[13]/定員
      • 電気科第二部 35[注釈 3]/40
  • 1967年
    • 5月1日 土木科第二部に史上初、女子学生が在籍[注 5]
  • 1969年
    • 4月1日 学科名を変更[15]
      • 機械科→機械工学科
      • 電気科→電気工学科
      • 土木科→土木工学科
      • 繊維科→繊維工学科
  • 1970年
    • 5月1日 電気工学科第二部に史上初、女子学生が在籍[注 6]
  • 1981年
    • 4月1日 岐阜市にキャンパス移転する。
  • 1985年
    • 5月1日 史上初、全学科に女子学生の在籍が確認される。なお全体的なデータは以下の通り[17]。学生数/定員[注釈 5] 
      • 機械工学科 132[注釈 4]/120
      • 工業化学科 123[注 7]/120
      • 土木工学科 121[注釈 4]/90
      • 繊維工学科 87[注釈 4]/90
      • 電気工学科 136[注釈 6]/120
  • 1986年1987年[20]
    • 4月1日 一部の学科の入学定員が以下の通り変更される[21]
      • 機械工学科 40[注釈 5]→50
      • 電気工学科 40[注釈 5]→50
  • 1988年
    • 5月1日 学生数[22]/定員
      • 機械工学科 158[注釈 7]
      • 電気工学科 157[注釈 6]
  • 1991年
    • 4月1日 最後の学生募集となる[注釈 2]
    • 5月1日 学生数[23]/定員
      • 機械工学科 149[注釈 7]/150
      • 工業化学科 130[注 8]/120
      • 土木工学科 105[注釈 4]/90
      • 繊維工学科 96[注釈 6]/90
      • 電気工学科 175[注釈 7]/150
  • 1992年
    • 5月1日 学生数[24]/定員
      • 機械工学科 110[注釈 4]/100
      • 工業化学科 74[注釈 7]/80
      • 土木工学科 60[注釈 4]/60
      • 繊維工学科 55[注釈 6]/60
      • 電気工学科 95[注釈 4]/100
  • 1993年
    • 5月1日 学生数[25]/定員
      • 機械工学科 52[注釈 4]/50
      • 工業化学科 34[注釈 4]/40
      • 土木工学科 31[注釈 3]/30
      • 繊維工学科 29[注釈 7]/30
      • 電気工学科 43[注釈 3]/50
  • 1994年

基礎データ

所在地

  • 岐阜県岐阜市柳戸1-1[注釈 1]

象徴

教育および研究

組織

学科[注 9]

  • 機械工学科第二部 入学定員50名
  • 工業化学科第二部 入学定員40名
  • 土木工学科第二部 入学定員30名
  • 繊維工学科第二部 入学定員30名
  • 電気工学科第二部 入学定員50名

専攻科

  • なし

別科

  • なし

取得資格について

研究

  • 『マスコンクリートの温度応力のリラクセーション解析に関する研究』[27]ほか。

学園祭

大学関係者と組織

大学関係者一覧

大学関係者

歴代学長

施設

キャンパス

  • 設備:工学部とキャンパス共用。
現在の岐阜大学工学部。かつては、ここに工業短期大学部が併設されていた

学生食堂

  • 岐阜大学工学部と共同使用されていた。

対外関係

系列校

卒業後の進路について

就職について

編入学・進学実績

  • 岐阜大学工学部への編入学制度があった[28]

注釈

注釈グループ

  1. ^ a b 出典 [1]。現在は岐阜大学所在地。
  2. ^ a b 平成4年度より学生募集停止[3][4][5][注 2]
  3. ^ a b c d e f すべて
  4. ^ a b c d e f g h i j うち1
  5. ^ a b c 出典[18][19]
  6. ^ a b c d うち女3
  7. ^ a b c d e うち女2

補足

  1. ^ 岐阜大学関係者間での呼称。。
  2. ^ 岐阜大学工学部夜間主コースへ転換のため。
  3. ^ 出典[8]。後の市制制度により各務原市となる。
  4. ^ 工業化学科、繊維科に各
  5. ^ 男85に対し、1人在籍[14]
  6. ^ 男130に対し、1人在籍[16]
  7. ^ うち女5
  8. ^ うち女6
  9. ^ 最終募集となった1991年における体制[26]

出典

  1. ^ 文教協会'1993.
  2. ^ 大学資料 (14)より。
  3. ^ 文教協会'1992.
  4. ^ 大学と教育 (2)より。
  5. ^ 大学資料 (115/116)より。
  6. ^ a b 文教協会'1994.
  7. ^ a b 晶文社'1989.4, p. 46.
  8. ^ 短期大学一覧 昭和34年度 (短期大学資料 ; 第23号)より。
  9. ^ 文部省'59, p. 13.
  10. ^ 短期大学一覧 昭和40年度 (短期大学資料)より。
  11. ^ 文部省'65, p. 23.
  12. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  13. ^ 文部省'66, p. 24.
  14. ^ 文部省'67, p. 24.
  15. ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
  16. ^ 文部省'70, p. 26.
  17. ^ 文部省'85, p. 40.
  18. ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
  19. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
  20. ^ 文教協会'1987, p. 3.
  21. ^ 文教協会'1986.
  22. ^ 文部省'88, p. 44.
  23. ^ 文部省'91, p. 46.
  24. ^ 文部省'92, p. 47.
  25. ^ 文部省'93, p. 48.
  26. ^ 文教協会'1991.
  27. ^ マスコンクリートの温度応力のリラクセーション解析に関する研究より。
  28. ^ a b 教学社'1986, p. 213.

参考文献

全国学校総覧

  • 文部省『全国学校総覧 昭和35年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111001100617632 
  • 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和41年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138658 
  • 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和42年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138660 
  • 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和43年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138662 
  • 文部省『全国学校総覧 昭和46年版』東京教育研究所。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100138668 
  • 文部省『全国学校総覧 昭和61年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I31111100707694 
  • 文部省『全国学校総覧 昭和64年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I31111100719489 
  • 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100352110 
  • 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I14111100409254 
  • 文部省『全国学校総覧 1994年版』原書房。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I19111009310140570 

全国短期大学高等専門学校一覧

  • 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 昭和61年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I23111100105004 
  • 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和62年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433407  
  • 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成3年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433504 
  • 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成4年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I12111000000640116 
  • 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成5年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I12111000000640152 
  • 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成6年度』文教協会。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000048743-i7433592 

短期大学受験案内(晶文社)

  • 晶文社出版編集部/編集『全国短期大学受験案内 1990 '90年度用』晶文社。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I27210080136892 

全国短期大学案内(教学社)

  • 教学社 編集『全国短期大学案内'87』教学社。https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I25110258513 

関連項目

関連サイト

  • 沿革|岐阜大学[リンク切れ]
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