南極条約事務局

南極条約事務局
設立 2004年9月1日
所在地 アルゼンチン ブエノスアイレス[1]
公用語 英語, フランス語, ロシア語, スペイン語
事務局長 アルバート・ルベラス[1]
加盟 南極条約の締結国
職員数
9
ウェブサイト www.ats.aq
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南極条約事務局(なんきょくじょうやくじむきょく、英語: Antarctic Treaty Secretariat、略称:ATS)は、南極条約協議国会議(ATCM)によって、2004年に南極条約締結国の年次会合の支援やATCMの年次報告書の発行などの、ATCMの業務を管理するために設立された組織である。

概要

南極条約事務局は、南極条約協議国会議の指示のもと、以下の活動を行っている。

  • ATCMや環境保護委員会(CEP)などの会議の準備と支援。
  • ATCMやCEPの記録を収集、維持、公表。
  • 南極条約と議定書の下で必要とされる締約国間の情報交換を促進。
  • 南極条約に関する情報を一般市民に提供。

沿革

  • 2003年6月 - スペインマドリードで開催された第26回南極条約協議国会議[2]でATSの設置や機能や予算が定められた第1号措置が採択された。
  • 2004年9月1日 - 第1号措置に基づき、アルゼンチンのブエノスアイレスに設立される。この日に設立されるまで、南極条約は常設機関を持たずに運営されていた。同時に、初代事務局長にオランダ出身のヤン・フーバー[1]が就任した。
  • 2009年4月 - アメリカボルチモアで開催された第32回南極条約協議国会議[2]ドイツ出身のマンフレッド・ラインケ[1]が選出され、同年9月1日に就任した。
  • 2017年6月 - 中国北京で開催された第40回南極条約協議国会議[2]ウルグアイ出身のアルバート・ルベラス[1]が選出された。

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e About | Antarctic Treaty Secretariat
  2. ^ a b c List of Meetings

外部リンク

  • ATS公式ウェブサイト
  • 環境保護委員会(CEP)
  • 南極条約の主要文書
  • 南極条約データベース
  • “Measure 1 (2003)”. 30 September 2019閲覧。