レイヤー・ケーキ
この項目では、小説と、その映像化作品について説明しています。洋菓子のレイヤーケーキについては「ショートケーキ」をご覧ください。 |
『レイヤー・ケーキ』(Layer Cake)は、J・J・コノリー(英語版)の小説。及びそれを原作とした2004年のイギリスの犯罪映画。
あらすじ
名もなき麻薬ディーラーのXXXX。彼はこの世界から足を洗おうとしていた。そんな彼に託された、「地方ギャングとのMDMAの取引」「組織のボスと懇意な大物マフィアの娘の捜索」という訳ありの2つの仕事。計画通りにことを進めようとしたXXXXだったが、マフィアの娘の捜索は途中で頓挫し、MDMAの取引もその出所が凶暴な犯罪組織(原作ではネオナチ、映画ではボスニア紛争の指名手配中の戦犯)からの盗品であることが判明し、XXXXとその仲間は彼らから送り込まれた殺し屋から狙われることになるが、その中でXXXXは組織のボスの重大な秘密を知ってしまう。
映画
レイヤー・ケーキ | |
---|---|
Layer Cake | |
監督 | マシュー・ヴォーン |
脚本 | J・J・コノリー |
原作 | J・J・コノリー |
製作 | アダム・ボーリング デヴィット・リード マシュー・ヴォーン |
製作総指揮 | スティーヴン・マークス |
出演者 | ダニエル・クレイグ コルム・ミーニイ シエナ・ミラー マイケル・ガンボン |
音楽 | リサ・ジェラルド アイラン・エシュケリ(英語版) |
撮影 | ベン・デイヴィス |
編集 | ジョン・ハリス |
製作会社 | マーヴ・スタジオ |
配給 | コロンビア ピクチャーズ SPE |
公開 | 2004年4月11日 2006年7月1日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 | $11,850,214[1] |
テンプレートを表示 |
ガイ・リッチー作品のプロデュースを手掛けていたマシュー・ヴォーンの監督初作品。
企画当初はガイ・リッチーが監督する予定であったが、同氏が降板したため急遽マシュー・ヴォーンが監督することとなった。以後、マシュー・ヴォーンはガイ・リッチーと仕事をしていない。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
XXXX | ダニエル・クレイグ | 小杉十郎太 |
ジーン | コルム・ミーニイ | 辻親八 |
ジミー・プライス | ケネス・クラナム | 浦山迅 |
モーティ | ジョージ・ハリス(英語版) | 手塚秀彰 |
デューク | ジェイミー・フォアマン(英語版) | 斎藤志郎 |
タミー | シエナ・ミラー | 川庄美雪 |
エディ・テンプル | マイケル・ガンボン | 稲垣隆史 |
スラヴォ | マーセル・ユーレス | |
クラーキー | トム・ハーディ | |
テリー | テイマー・ハッサン | 志村知幸 |
シドニー | ベン・ウィショー | |
ガザ | バーン・ゴーマン | 安齋龍太 |
サシャ | サリー・ホーキンス | |
チャーリー | ナタリー・ルンギ(英語版) | |
ポール | フランシス・マギー(英語版) | |
クレイジー・ラリー | ジェイソン・フレミング | |
コーディ | デクスター・フレッチャー | |
ティップトーズ | スティーヴ・ジョン・シェパード(英語版) | |
シャンクス | スティーヴン・ウォルターズ | |
キンキー | マーヴィン・ベノワ | |
ラッキー | ポール・オーチャード | |
トレバー | ルイス・エメリック(英語版) | |
ドラガン | ドラガン・ミカノヴィッチ(英語版) |
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは142件のレビューで支持率は80%、平均点は7.00/10となった[2]。Metacriticでは30件のレビューを基に加重平均値が73/100となった[3]。
出典
- ^ “Layer Cake (2005)”. Box Office Mojo. 2011年2月2日閲覧。
- ^ “Layer Cake”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月29日閲覧。
- ^ “Layer Cake Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月29日閲覧。