パーゴラ(英: pergola)は、ベンチや屋外卓などの休養施設の上部に設置される修景施設[1]。日陰棚(ひかげだな)などともいう[2]。
本来はラテン語でぶどう棚を意味し、つる棚、緑廊(りょくろう)と呼ばれることもある[2]。ただ、公園施設としてはつる性植物を誘引して日陰機能を有するものに限らず、つる性植物を伴わないものもある[1]。
機能
公園施設としては修景施設に位置づけられ、具体的には藤棚などがある[3]。つる性植物を誘引するものは広場内に緑陰を作り出す緑陰機能をもち、そのつる性植物の植栽基盤となる[4]。先述のように、つる性植物を伴わないものもあり[1]、のれん状の布製のルーバーを組み合わせたパーゴラ(重しに緑化コンテナを用いる)などがある[5]。
学校等では児童の遊具の一種となっている[2]。住宅では一般的に庭や軒先の演出として、藤や蔦などのつる性植物をからませて日陰をつくる構造物を指す[2]。
災害時にパーゴラの外側にテントを張って覆うことで避難や活動の拠点として活用できるようにしたものもある[6](防災パーゴラ)。
ギャラリー
脚注
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- ^ a b c “大阪市の公園におけるパーゴラの設置基準”. 大阪市. 2024年9月6日閲覧。
- ^ a b c d “都市農地とまちづくり 2007秋季号(第53号)”. 都市農地活用支援センター. 2024年9月6日閲覧。
- ^ “8 休憩所及び管理事務所”. 石川県. 2024年9月6日閲覧。
- ^ “公共施設緑化ガイドライン”. 所沢市. 2024年9月6日閲覧。
- ^ “都市のグリーンインフラ技術の提案”. 公益財団法人 都市緑化機構 特殊緑化共同研究会. 2024年9月6日閲覧。
- ^ “管理事務所兼備蓄倉庫、テントが張れるパーゴラ”. 市川市. 2024年9月6日閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、パーゴラに関連するカテゴリがあります。
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