テプリツェ・トロリーバス
テプリツェ・トロリーバス | |
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シュコダ26Tr ソラリス(2010年撮影) | |
基本情報 | |
国 | チェコ ウースチー州 |
所在地 | テプリツェ |
種類 | トロリーバス[1] |
路線網 | 10系統(2021年現在)[2][3] |
開業 | 1952年[4] |
所有者 | テプリツェ市[1] |
運営者 | アリーヴァ・シティ(チェコ語版)[1] |
路線諸元 | |
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テプリツェ・トロリーバス(チェコ語: Trolejbusová doprava v Teplicích)は、チェコの都市・テプリツェ市内に路線網を有するトロリーバス。2021年現在は路線バスと共に、車両や施設はテプリツェ市が所有し運営はアリーヴァ・シティ(チェコ語版)(Arriva City)が実施する体制がとられている[1][2][3][4]。
歴史
テプリツェ市内にトロリーバスを建設する計画は第二次世界大戦中には既に立ち上がっていたが、本格的に検討されるようになったのは戦後となった。1948年に提案された最初の案は実現しなかったものの、続く1950年に提案された路線網の建設が決定された事で工事が実施され、1952年5月1日以降順次路線網の開設が行われた[4]。
その後、1955年に当時テプリツェ市内に存在した路面電車(テプリツェ市電(チェコ語版))をトロリーバスで置き換えることが決定し、以降1959年まで路面電車に代わる路線網の拡張が実施された。1960年代後半以降はモータリーゼーションの影響で近代化や延伸の動きは停滞し、1978年には一部区間の廃止が行われたが、1980年代以降は再度延伸や路線網の近代化が進められた。また、同時期にはテプリツェ北部に新たな炭鉱を整備する計画が浮上し、それに伴う大規模な住宅地の建設や住民の移転に合わせた新規路線の計画も立てられたが、こちらは炭鉱と共に実現することはなかった[4][5] 。
民主化以降も新規路線の導入が実施されており、最新の路線は1997年に開通したソチョロヴァ通り(Sochorovy ulice)とパノラマ(Panorámu)を結ぶ区間である。一方、車両については1990年代以降更新が途絶えていたが、2006年以降はノンステップバスの導入が行われ、1990年代までに導入された車両の置き換えが実施されている[4][6]。
系統
2021年現在、テプリツェ市内には以下のトロリーバス路線が存在する。そのうち111号線については同一区間で後述する旧型トロリーバス車両を用いた動態保存運転が実施されている[2][3][7]。
系統番号 | 起点 | 終点 | 備考 |
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101 | Nová Ves | Anger | 108号線とは経由区間が異なる |
102 | Řetenice,Tolstého | Anger | |
103 | Panorama | Prosetice | |
104 | Panorama | Hudcov | |
105 | Řetenice,Tolstého | Panorama | |
106 | Panorama | Nová Ves | |
107 | Řetenice,Tolstého | Prosetice | |
108 | Nová Ves | Anger | 101号線とは経由区間が異なる |
111 | Šanov I lázně | Panorama | |
113 | Prosetice | Panorama |
車両
2021年現在、テプリツェ・トロリーバスで使用されている営業用車両は以下の通り。これらに加え、動態保存車両としてトロリーバス路線で使用されていたシュコダ9Trが在籍する[7][6][8]。
形式 | 両数 | 備考 |
---|---|---|
シュコダ24Tr イリスバス | 4両 | |
シュコダ25Tr イリスバス | 2両 | 連節バス |
シュコダ26Tr ソラリス | 6両 | |
シュコダ28Tr ソラリス | 7両 | |
シュコダ30Tr SOR | 8両 | 5両は充電池を搭載 |
シュコダ32Tr SOR | 7両 | 5両は充電池を搭載 |
シュコダ33Tr SOR | 1両 | 連節バス |
- シュコダ24Tr イリスバス(2012年撮影)
- シュコダ25Tr イリスバス(2013年撮影)
- シュコダ26Tr ソラリス(2010年撮影)
- シュコダ28Tr ソラリス(2010年撮影)
- シュコダ30Tr SOR(2014年撮影)
- シュコダ33Tr SOR(2020年撮影)
- シュコダ9Tr(2015年撮影)
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d “HISTORIE PODNIKU”. MHDTeplice.cz. 2021年12月10日閲覧。
- ^ a b c “KONTAKT”. lumpark. 2021年12月10日閲覧。
- ^ a b c “Teplice”. Arriva City. 2021年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e “Historie trolejbusů v Teplicích”. Společnost pro veřejnou dopravu (2012年7月23日). 2021年12月10日閲覧。
- ^ “TRAMVAJE”. MHDTeplice.cz. 2021年12月10日閲覧。
- ^ a b “Arriva City: trolejbusy”. seznam-autobusu.cz. 2021年12月10日閲覧。
- ^ a b “NOSTALGICKÉ LINKY”. MHDTeplice.cz. 2021年12月10日閲覧。
- ^ “Vehicle Statistics Teplice, Arriva City”. Urban Electric Transit. 2021年12月10日閲覧。
外部リンク
- (チェコ語)“アリーヴァ・シティの公式ページ”. 2021年12月10日閲覧。