テトラエチレンペンタミン

テトラエチレンペンタミン

N1-(2-Aminoethyl)-N2-{2-[(2-aminoethyl)amino]ethyl}ethane-1,2-diamine

識別情報
CAS登録番号 112-57-2
PubChem 8197
特性
化学式 C8H23N5
モル質量 189.3 g mol−1
危険性
GHSピクトグラム 腐食性物質急性毒性(低毒性)水生環境への有害性
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H312, H314, H317, H411
Pフレーズ P260, P261, P264, P270, P272, P273, P280, P301+312, P301+330+331, P302+352, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テトラエチレンペンタミン (Tetraehtylenepentamine = TEPA) は、エチレンアミン類に属する有機化合物である。やや粘稠で無色ではなく、他のアミン類と同じように黄色である。ほとんどの極性溶媒に溶ける。商業的に入手でるTEPAには、ジエチレントリアミン (DETA)、トリエチレンテトラミン (TETA)、ピペラジン、およびアミノエチルピペラジンが含まれている[1]

使用

反応性と用途は、関連するエチレンアミン類のエチレンジアミンジエチレントリアミン、およびトリエチレンジアミンと同様である。これは主にエポキシ化学のキュアリング剤または硬化剤として使用される。これは、それ自体である場合もあれば、トール油脂肪酸 (TOFA) およびその二量体と反応してアミドアミン(英語版)を生成する場合もある[2]。このアミドアミンは、エポキシ樹脂システムのキュアリング剤として使用される。 TEPAは配位化学の五座配位子である。

脚注

  1. ^ Ethyleneamines, Huntsman, (2007), http://www.huntsman.com/performance_products/Media%20Library/a_MC348531CFA3EA9A2E040EBCD2B6B7B06/Products_MC348531D0B9FA9A2E040EBCD2B6B7B06/Amines_MC348531D0BECA9A2E040EBCD2B6B7B06/Ethyleneamines_MC348531D0CD3A9A2E040EBCD2B6B7B06/files/ethyleneamines_brochure_huntsman_ethyleneamines.pdf 
  2. ^ “AMIDOAMINES – Epochemie – Epoxy Curing Agents” (英語). 2019年4月30日閲覧。